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小説

本の話

そういえば自己紹介的なことをいちども書いたことがないなと思って、つれづれ好きな作家とか作品について書いてみようかなと。ちなみにわたしはつねづね言っているとおり文章を読むことも書くことも嫌いです。。 芥川龍之介 たぶん人生ではじめて好きになっ…

今年新規既読

中上健次『鳩どもの家』『岬』『蛇淫』『十八歳、海へ』『化粧』『水の女』『熊野集』『重力の都』『火まつり』『讃歌』あと『枯木灘』が途中まで。 中井英夫『金と泥の日々』 寮美千子『楽園の鳥』 サリンジャー『倒錯の森』 サド『悪徳の栄え』 ピンチョン…

『競売ナンバー49の叫び』読了(関係ないんだけど「けいばい」ってことえりで変換できなくて引いた)。いままでずっと手を出そうとしつつも気後れしてたピンチョンですが、まずはちゃんと読みきれたことにひと安心。どんなもんかと身構えてたけど全然普通に…

やっと『悪徳の栄え』読み終わったー!!! あーしんどかった。笑 最初のほうのジュリエットが悪徳に目覚めていく過程はまあまあ面白いしパリを追われるくだりとかクレアウィルとの再会とかところどころ面白いっぽいところはあるんだけど、全体的に同じこと…

ここのところずっと中上健次を読んでいます。恥ずかしながらつい最近まで全然読んだことなくて、でも絶対自分は好きになるだろうなという予感だけがあったのですが、予想通りというかむしろその想像以上にはまりこんでいます。とはいえやっぱり作品を読むの…

ずっと楽しみにしていた寮美千子『楽園の鳥』をここのところ読んでいたのですが、どうにも不快で最後までまともには辿り着けませんでした。かなり長い分量の小説ですが童話作家だけあって文章はとても綺麗ですらすら読めるし、舞台となるインドの描写も(わ…

桐山襲は結局ぶじ全部読了できたのですが、レビューを書こうと思うとしっかり詳細にやりたくて、どうしてもなかなか難航してしまいます。作品数が少ないのもあるけど、それを踏まえても本当に全部すごい作品で、もっともっと語られるべき作家だという想いは…

最近ずっと桐山襲を読んでいるんだけど、はじめて読んだ高校生のときからずっとダントツで好きな作家だし、いつどれを読んでも衝撃を受けます。このひとは学生運動とか日本の新左翼といったものを多く主題としていて、デビュー作が問題になったこともあって…

毎回文藝春秋に芥川賞受賞作が載るわけですが、今回は久しぶりの該当作なし。ということで候補作のどれかが載ることになるのでしょうと思っていましたが、今日中吊りを見るとどうやら載っているのは舞城王太郎「ビッチマグネット」のようです。ある意味快挙な…