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ハロヲタ、キスマイと出会う(1:北山さんハロメン説編)

(この連載はハロヲタが勝手な主観で適当なことを書いているだけなのであまり真に受けて怒らないでください。今回はとくに何言ってんだこいつと思っても気にしないで流しといてください)



さてハロヲタの自分がキスマイのどういうところに惹かれているのか。そもそもハロヲタが好きになる男性アイドルはセクシーゾーンと相場が決まっています。実際デビュー曲が公開された頃にはジャニーズに疎いわたしでも「これは……!」となるくらい話題になりましたし、狼にもいまだにpartスレが続いています。ありがたいことにこの前ななりさんにアルバムをいただいたのですが、確かに古き良きハロプロがそこにありました。マリウスくんも金子りえみたいな顔してるし……。
だが、そこに敢えて異論を唱えさせてほしい。だってキスマイには北山さんがいるじゃないか。北山さんほどハロメン感を醸し出しているひともいないでしょうに。
と書くと「おまえ何言ってんだ」「ふざけるな」などと石を投げられるかもと内心怯えているのですが、しかしこの北山さんのハロメン感は間違いなく自分をキスマイに引き込んだ要素のひとつでもあるのです。そこでなぜ北山さんからハロプロ臭を嗅ぎとってしまったのか自分なりに考えました。
まずひとつめはダンスです。「FIRE BEAT」の"Beatだけ感じて盛り上がれ"のところの動きを見たとき、『これハロコンで「大人なのよ!」のときに室田瑞希がやってた動きと一緒だぞ!』ってなって、こんなふうに踊れる男性がいるのかとびっくりしました。こんなふうにというのは説明が難しいのですが、℃でいう中島早貴タイプというか、竹中先生的に言うと海タイプ? 腰の使い方が女性的って言うのかな。身体がやわらかいことに起因していると思われる、曲線的でしなやかな踊りというか。かといって止めるべきところではピタッと止めるキレも持ってるし、一人だけ動きが圧倒的すぎて完全に北山さんにしか目がいかなくなってしまうのが、譜久村聖宮本佳林室田瑞希の『目立ちすぎて他人を喰ってしまうハロプロ研修生』ラインを彷彿とさせるとも言えます。
ふたつめは顔です。と書くとなんのことやらって感じですが、表情もダンスの一部とばかりに顔でも歌い踊る北山さんの七面相はもはや顔芸にしか見えないときがあります笑 スノードームDVDでも横アリDVDでも、最初から最後まで一瞬たりともぼんやりした表情がないのが本当にすごい。この前のMステのさゆ無双も記憶に新しいように、長年やってるハロメンはやっぱり表情づくりが上手く、いつカメラに抜かれてもパッとキメられるひとが多いと感じますが、そのアイドルとしてのプロ感も通じるところがあるような気がします。あと個人的には北山さんのもともとの顔自体がどちらかというと女顔だと思うのと、加えて背が低いのでよりハロメン感が増してるんじゃないかと……。
三つめにして最大の理由は歌い方です。北山さんは子音を強調する歌い方をしていますが、これはハロプロ歌唱の特徴と同じなんですよ(田中れいなを思い浮かべてもらえるとわかりやすいと思います)。とくに顕著なのが「My Resistance-タシカナモノ-」という曲で、この曲には"タシカナモノ見つけるさ"というフレーズが藤ヶ谷さんと北山さんそれぞれのソロパートにありますが、わりと母音を強めに歌う藤ヶ谷さんが"タシカナモノ"(ひらがなではなくカタカナの感じ)とはっきり歌うのに対し、北山さんは"ちょぁ〜しくぁ〜なもぉのぉ〜"としか聞こえず、もうわたしはここ聴くたびに「くるぞくるぞ……きたー!!」ってなって笑いが止まりません。あと「キ・ス・ウ・マ・イ」の"素肌を染めた 吐息とFire Lips!"とか「Luv Sick」の"張り巡らされた互いのエリア de 強いLuv Sick"とかもわかりやすいと思います。藤ヶ谷さんと北山さんがそれぞれ同じフレーズを歌う曲はいくつかありますが、二人の歌い方は好対照を描いていておもしろく、それぞれいったいどういうふうにこの歌い方にたどり着いたのか気になるところです。
わたしはぶっちゃけハロプロ歌唱があんまり好きじゃないといままで自分では思っていて、いまでも全員がこの歌い方をする必要はないとは思っていますが、れいなが娘。から去ったいま、実はハロプロ歌唱がないとなんか物足りない!と感じてしまっている自分にまさかキスマイを通して気づくとは……。あと生歌の異常な安定感と音域の広さもハロプロっぽい要素かもしれない。
もちろん他にも自分がキスマイに惹かれている理由は多くあるのですが、決定的な理由のひとつはやっぱり北山さんの圧倒的なパフォーマンス力なんじゃないかなぁと。全然詳しくない自分ですらこの才能が埋もれずに世に出て本当によかった!と思わされたので、ハロヲタは一刻も早く北山さんを発見するべきだということなんですよ! ということで次回はもっと自意識っぽい話題を書きます。