過去ログ

つづきは http://pinkpinkypink.hatenablog.com/ へ

ハロヲタ、キスマイと出会う(2:アイドル最高編)

(この連載はハロヲタが適当なことを書いているだけなのであまり真に受けて怒らないでください。ウザい御託を並べていることは百も承知なのでむかついたらいますぐタブを閉じてこんなダイアリーのことは忘れてください。あと今回はアイドル全般についての話なのであんまりキスマイ関係ないです。というか今回は全然中身がないです笑)


日曜日に大阪に行ってきました。異性のアイドルを好きになるのは初めてとこの前書きましたが、人前に立つ職業の異性を追うのは実は初めてではありません。この日は自分の追っている男性声優の出演するイベントに参加してきたのですが、そこで感じたのはどれだけアイドルに近い存在であってもやっぱり決定的に違う部分があるということです。なんというかうまく言葉にするのが難しいのですが、あえて言えばそれは『アイドルはワーキャー言われることが本業である』ということなんじゃないかと。
わたしが行ったのは乙女ゲーのイベントだったので、声優さんたちが甘いセリフを囁くたびに客席が異様に沸いてまあそれはそれでおもしろく、一緒に行ったひとにも「このひとたちだって充分ワーキャー言われてるじゃないですか」と言われていたのですが、でもかれらの本業は声の演技で、そこにわたしは素直にワーキャー言えないためらいを感じてしまうのです。イベント自体はそれなりに楽しかったので、そんなの考えすぎで自意識をこじらせすぎかもしれません。でも『アイドル声優(男女問わず)にワーキャー言ってるオタクなんてオタクとして程度が低い』『本来声優は表に顔が出る仕事じゃない』みたいな(自称)硬派な意見も根強くあるのは確かだし、それでなくてもやっぱりイベントに出ることはかれらの本来の仕事ではないのでなんだか申し訳ないなと思ってしまう自分がいます。好きで見に行ってるくせにこんな気持ちになるのは矛盾しているのですが……。
これはあらためて書くのも恥ずかしいのですが、わたしは声優を追うようになる前は会社員にガチ恋していました。いま「それ普通の恋愛じゃん」って思ったかもしれませんが違うんですよ、人前に出ることのある会社員っていうのも世の中にはいるわけです。現場数は少ないですが握手とかサインとかの接触もあるんですよ!(この前の握手会ではついに剥がしが導入されました) そこでは「会社員はアイドルじゃない」と怒る硬派なオタクVS「会社員を前面に出して売ることが金になる」と気づいてしまった会社、そしてそれにおろおろしながらも推しとの距離を計りかねて病むオタクという構図がありました。そして肝心の会社員本人たちもアイドルではないのでなんだかんだオタクと繋がったりしていて、ガチ恋とか言いながら変なところで潔癖な自分はそのどうしようもなさに結局離れてしまったという経験があります。狭い業界なので表立ってワーキャー言うことはあまりよくないという風潮がありましたし、言われる方も本来普通の、いわば素人のサラリーマンなのでどうしていいか困ってしまうみたいなところがありました。
夜行バスで大阪駅に着いて、暇だったので本屋でいろいろ雑誌を読んでいたのですが、なにげなく手に取った『ポポロ』にわたしはとても衝撃を受けたのです。だってまず写真が王子様だし、バレンタインだからってことでメンバーとあなたの相性診断みたいな記事があるの。自分がもう大人だからこうやってメタ化できるけど、いま中高生だったらそんな相対視なんてできなくて本気でどうこう考えちゃってドキドキしちゃうじゃないですか。そういう視線を当然のように受け止めてくれるアイドルってすごくないですか? って話を大阪でしたら「ポポロはちゃんとした取材をさせてもらえないから過激な企画に走るんだよ笑」と言われましたが笑 いままでわたしが読んできた女性アイドル誌というのは、グラビアならむしろそこを通り越して直接的に性的だったりするし、インタビューはほぼ真面目な話、ディスクレビューならまさに楽曲派的理屈づけ、ライヴレポならロッキングオン的煽りとかで、意外と擬似恋愛を思わせる要素はほとんどないんですよ。過敏なほど恋愛禁止という空気が一般的になってるのと、接触機会が多いから本気で擬似恋愛したいひとはそこで満たされるってこともあるのかもしれませんが。
わたしは会社員業界に足を踏み入れたくらいからずっと、頭のどこかで"なにをもって『アイドル』と呼ぶのか?"ということをぐるぐるぐるぐる考え続けていました。べつに会社員に限らず、ヲタクはいろんなものをアイドルと重ね合わせる遊びが好きです。わたしもどちらかといえばそういうタイプのヲタクではあるのですが、それゆえに「じゃあもうアイドルじゃなくてもいいじゃないか」という気持ちになってしまったことも否めません。しかし、ここにきてやっと個人的なひとつの答えが垣間見えた気がしたのです。アイドルのことを顔がかっこいい!!!!!!とか、好き!うわーーーーー!!!!!!!とか、すごい!やばい!!!!!!!!!とかネット上に書きまくっても誰も怒りません。現場に行って歌い踊るもしくは喋る姿を見ることも、それがアイドルの本分なのでこっちもなんら引け目を感じずに沸くことができます(まあ自意識の問題と言ってしまえばそれまでですが……)。つまりアイドルというのは自分の欲望を無防備にさらけ出してもある程度までは許される存在なんですよ(ときにそれで悲劇が起こりますが……)。


だからなあ! わたしがこうやってグダグダグダグダ書いてんのは全部、『藤ヶ谷さんがかわいい』という事実の前ではただの言い訳にすぎないんだよ!!!!! どんな言葉を並べたって藤ヶ谷さんの美しさの前には無力なんだよ!!!!! そんなことはわかってんだよ!!!!!!


とはいえわたしはやっぱり好きなものについて自分の言葉で咀嚼して語りたいし、御託を並べたいタイプのオタクなので、次回もうちょっとだけ御託というか、その精いっぱいの言い訳を並べさせてください。。