過去ログ

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定点観測

もはや全然定点ではないのでタイトル変えた意味あったのかという。そしてこのまま更新するのがめんどくさくてあやうく流れるとこだったのですが、今年こそ毎月ダイアリーを更新したいというモチベーションと、なによりもラヴアンドピースの感想を一刻も早く書きたいという気持ちでこれを書いています。というわけでラヴアンドピースの感想は最後にあるのでそれだけ読みたいっていうひとがもしいたらいちばん下まで飛ばしてください。

  • IN THE NIGHT / X.I.P

安心安定ではあるのですがもともとオラオラ系ユニットなこともありちょっとハード系に寄りすぎてる印象もあります。そんななか「Your sight, my delight」は鳥海さんの声質もあるのかなんとなく軽快な感じ。「Venus」はサックスの音色を使ったりしてアダルティな雰囲気もあいかわらずです。

  • マジカルシェアハピバッグ / 双子の魔法使いリコとグリ

前作のときは高カロリーなトラックに信長くんの歌声がいまいちかみ合ってなかった感もあったのですが、今回デュエットでもふたりの温度差を感じることなくいい仕上がりです。あとやっぱりスタッターエディットが使われてる曲はそれだけで高まります。このシリーズはいつも同時代感というか、ネットレーベル感を強く感じます。

前作の流れを継ぐエレガのゴシックでアッパーな曲調かつ、さらに起伏が激しくなってるのですが、難しくなっただけじゃんと思ってしまうのも否めない。「わすれもの」はどこまでがわたるくんの原案にあった要素かわかんないですが、"ずっとずっと好きでしたなんて遅すぎた言葉はもういいんだ/君の幸せを願ってる 出会えてよかったよ"ってとこがわたるくんの優しい人間性を端的に表してて好き。

  • soleil

アイチュウのキャラソンアルバム。なんなんだろう、素人の耳からしてもミックスがうまくいってないというか、全体的にヴォーカルのバランスが悪いような。そのせいで全体的に精神不安定になる感じになってます。曲自体はどれもキャッチーなのになんか一歩惜しいというか。あの花江くんですら不協和音のバンプオブチキンのなかに飲み込まれていたり、逆に柿原様がひときわ輝いて見えたり笑 そのなかできらりと光る村瀬歩の表現力と、ランスロットの安定感が拾い物でしょうか。

今回も期待を裏切らないじょん様様。4人曲のほうはイントロが一瞬構造1みたいだなあと思ってしまいました笑 主張するベースと絡みつくようなブラスが艶やかで印象的。デュエットのほうは四つ打ちベースでふたりとも低音かつあまり歌い上げるタイプでもないので淡々と進みますが、ちょっとサイケ感ある上モノのおかげで地味な感じにはなってないです。この曲5分44秒あるんですが(というかこれにかぎらずツキプロは長い曲が多いんですけどね)曲の長さをまったく感じさせないのがすごい。

  • 恋のワンダーランド / Frep

HERE WE GO!〜いざなうくらいの、つまりタマフルで取り上げられたりまだサブカル臭をまとってたころの嵐がやってそうな曲と言えばいいんでしょうか(間奏のラップ的部分も含め)。あるいはダンスクラシックスを現代のアイドルポップスで翻訳したらこうなるとでも言えばいいのか。二次元アイドルものが溢れてるとはいえ、意外にこういうアプローチの曲って少ないような。まったく期待してなかっただけに再生した瞬間のしてやられた感もはんぱないです。トライトーンラボってあんまり詳しくないのですがこういう引き出しもあるんですね。まあ、端的に言うと最高ってことです!!!!!

  • Maybe love / THRIVE

え? TMレボリューション? とか思ってしまったわたしをお許しください。カップリングともども、この溢れる90年代臭嫌いじゃないです。しかしこの3人はほんとうに歌声の相性が良いので、もっと尖った曲でもいいのになあと思ったり思わなかったり、、

今回3曲とも佐伯ユウスケ無双なのですが、個人的にやはりこの曲がいちばん好みです。ちょっぴり辛辣なフレーズもありつつも、シンプルなトラックの上で伸びやかに軽やかに歌い上げるのが気持ちいい。毒づいても嫌味な感じがしないのはまっすぐな歌声のおかげでしょうか。ラップぽい部分もあくまで自然にこなしてしまう、この良質というかラグジュアリーさは貴重に思います。

はぁじゅんたくんぽむぽむ♡♡♡
、、、、、っていうのは忘れてもらうとして、これはもう2016年楽曲大賞アルバム部門確定です。まずもはやEZ DO DANCEって現代のクラシックと言っても過言ではないんじゃないかと。わたしがいちばん好きなEZ DO DANCEってプリズミーのヴァージョンなんですが、それをまさしくupdatedしたのが今回のK.O.P.リミックスって感じです、構成とかそのまんまだし。「ドラマチックLOVE」は2016年でいちばん正しいアイドルソングで、エヴァーグリーンで甘酸っぱくなぜか少しせつないこの感じ、しかもそれを豪華なメンツでもなく玉石混淆の地下声優たちが歌っているこの事実……! あまり書くと11月に書くことがなくなってしまうのですが。あとわたしはいまだにそうまくんと永塚くん以外誰がどこ歌ってるのか判別できません。そして既出曲のヴァージョン違い2種ですがprideは確かにこっちのほうが良いなあとわたしは思うし(怒られそう、、原曲も好きですけどね)、Over the Sunshine!はもう、もう、もう、、、っあーーーーー惇太くんかっこいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(結局そこ)

まあ、なにが悪いとかではないんですけどね。確かにSTYはかっこいいですし、好きか嫌いかでいったらもちろん好きなんですけど、なんだろううーん……なんか諸手を挙げて絶賛できないんですよね。というかSTYにあえてロックを作らせるというのがそもそも2回目だし、本人が思ってるほどたいしておもしろくもないし、という、、曲自体はワールドカップのテーマソングでかかってそうな雰囲気です。いや、かっこいいしこれが宮野さんじゃないところから出てきたらたぶん素直にうおーってなってる気もするので、ハードル上げすぎてるのかもしれないです。

まずタイトルだっっっっっせええ、、、、、、というのはさておき、前作でのがっかり感はじゅうぶん取り戻す出来になってます。さんざん書いた気もするんですがビビッドナイトフィーバーのなにが気に入らなかったかって、確実に「小野大輔がパラパラで盛り上がってるから俺もパラパラやって盛り上がりたい!」という動機で作られてるとこなんですよ、いやそれあんたは楽しいかもしれないけどいままでがんばってきたのはなんだったの? ……っていう。しかも結果すべってるし。というか小野大輔が2010年代でもパラパラやって許されるのはあのひとが特殊だからで……ってこのままだと小野さんの話で終わりますね、戻します。今回国際フォーラムを控えてるからかShinnosuke、fhana、TSUGEという楽曲派的にかなり鉄板のメンツで来ています(楽曲派に訴求したところでCDは売れないのであんま関係ないとは思いますが)。
「ソラニ×メロディ」はちょっともったいなくて、たっくまんの歌声がこの曲を活かしきれていないというか、もっと歌が上手いひとが歌えば半端ない名曲になったと思うんですよね。この曲はサビの当てかたがすごく良くて、"遥かそびえる山「も」七つの海「も」"のこの「も」が強調されるのがクセになる。これ2番はメロディが違ってこの部分がとくに強調されないんですが、そこがまた憎らしい。今回かなりEDMに寄せてるなかで唯一の良心というか、一服の清涼剤的な側面もある気がします。
「border-line」は宮野さん「TRUST ME」に続くまさかの声優トラップ……と思ったらこれもTSUGEさんでしたね。まあ相変わらずトラップがなんだかいまいちつかめてないのですが。。ちょっとダブ臭強いというかドープすぎる感じもあります。個人的には好みですが、今後寺島さんがどういう方向性に進んでいくのか勝手に不安になってきたりもしてます。要はこういう先鋭的なダンスミュージックを突き詰めていくことになると、宮野さんみたいなひたすらスキルを極めていくことにならざるを得ない気がするんですがそれは実力的にもスタンス的にも合わないというか無理があると思うので、どういうふうに折り合いをつけていくのか……。とはいえ自分はこのひとの作品に興味あるだけで、ライヴパフォーマンスにはべつにそこまで興味ないなということにいまさら気づいてまあそれならそれでいいのかなと思いました。。
そこへいくと「0+1」は表題曲だけあってキャッチーさとドープさの割合がいい按配だと思うんですが(歌詞がダサいですけどね)、中盤の展開にはちょっとびっくりしました。というかこれどっかで聞き覚えあるんだけど思い出せない。しかし絶妙にダサ、、いや盛り上がる要素も入れつつ、寺島さんらしい先端の感じも保ちつつ、ポップさもぎりぎり失わず(でも今回だいぶマニアック……と言ってしまうとずれるんだけど、わかるひとがわかればいいという方向に振れてきてる気もする)というこのバランスはほんと素晴らしい。前回求められてたのはこれですよねほんと。最大の弱点としては歌いかたがなんでこんな力んでるんだろうっていうのがね……。


まあ、なにはともあれ、寺島と言ったら惇太の時代なんですよ(え?)。いや、、いちおうたっくまん国際フォーラムは1日目に行きます。。まじきゅん外れたら2日目も行くと思います。よろしくお願いします。