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川上未映子/ヘヴン

なんだか気分がずしんと重くなるような小説でしたよ、、文体も奇抜でなく、ちゃんと物語の筋がわかりやすくある話で、みえこは前衛路線でいくんだと思ってたのでびっくりした。中学生男子マインドそのものの文章でそれもびっくりした。でも伏線を回収しきれてないというか、アイディアが生かしきれてない感じはちょっとしたかも。ひとことで言えばいじめ+ボーイミーツガール、なんですが、、。
途中で百瀬がえんえんと語るシーンは強者の論理って感じがしました。あと中学生があんなことをあんなふうに喋るだろうかと思ったけどそれはまあフィクションだからってことなんですかね。コジマは主人公が目の手術のことを話すとなじったけれど、それは言葉とはうらはらに怯えだったのではないかなあなどと。またあとでくわしく書きたい。