運動会日記つづき。といっても例によって中身はない。
十二国記という小説があって、その外伝*1に魔性の子という作品があるのですが、ざっくりと説明すると本来違う世界に生まれるべきであった人間がこの世界に間違って産み落とされてしまい、さらにその子は本来の世界では王を選ぶための生き物という特殊かつ重要な種族であるため、連れ戻そうとして捜索されている。そしてたとえ些細なことでもその子を少しでも傷つけようとしたとみなされると災いが起きるため、いつしか関わらないようにと周囲から距離を置かれるようになった。特別な人間に憧れる主人公は教育実習の受け持ち生徒としてかれと出会い、興味を持ち近づくが、最終的にその子は記憶を取り戻しもとの世界へ戻っていってしまう。
運動会のあいだ、龍我くんが基本的に*2ずっとひとりぼっちだったのを見てあああとなったのだけど、あとから連想したのは、ほかでもないその魔性の子の中心人物たる泰麒という男の子のことだった。というとおおげさだけどね。だってべつに祟りが起きるとかではないのだが笑 最初に生で見たときから、どこかほかの子とは違う雰囲気を持っているというか、それこそべつの世界から突然紛れ込んだと言われても不思議ではない空気をまとっていると勝手に感じていて、だから同時に突然どこかへ消えてしまってもおかしくないんじゃないかという危惧すら覚えていた。その感覚に、得心がいったというか。
べつにはぶられているというわけではないと思うんですよ。悪意があって仲間はずれにされてるというよりは、仲良い子が少ないゆえにほんとうにただみんなの意識の埒外にあるというか、、それもよくないか。野球のイニング間の応援タイムでも律儀にひとりでマイクを持って踊りに駆け出していったり、ベンチでもひとりでじっと試合を見ていたり、なによりもいたたまれなかったのはやっぱりフリースローを芝生の上で見ているときですよ、、見学してるゆにぼみんななんとなく固まって見てるのにぽつんと離れたところでひとり身を乗り出して見ていたり、手を叩いて笑ったり、もうみずきでも涼さまでもたまたま隣にいた慎太郎でもだれか気づいて声かけてあげてよて切実に叫びたかった泣 ふじいもそのとき選手で出ちゃってたしな。。とくだんさみしそうにしている、というわけでもなくただ自然とひとりでいるだけなので悲愴感とかはないのが救いだったのだけど、まぁ孤独なのはきっとスターの証ですよね、、たいぴとか健人くんもわりとぼっちだったしな、、、。郁人と横尾さんが野球に出てるからたいぴがしかたなく五関さんに絡みに行ってたというの聞いてばくしょうした。。ちなみに応援タイムのときたいぴはいちおう出ていくはいくんだけど、まったく状況がわかってなくてひとりぽかんとしてましたわろす。
あと50mのときにWゆうととみずきと同じ組だったので4位になってしまって、「泣きそうです」と言った龍我くんがもうかわいすぎると同時になにか自分のなかの目覚めてはいけない場所が目覚めそうであわわわ……としていたら実況のひとかだれかが「もう一回言ってください」てなぜか無理やり言わせて素直に「泣きそうです」ともう一度答えるさまがもう、"よくやった！ この言わせたやつ絶対変態趣味だけどよくわかってる！！"と興奮するちょっと猟奇的な自分と（最低）、"てめーーーーーうちの子*3になに言わせとんじゃわれ！！！！！ いてこましたろか！！！！"とぶちぎれる逸郎目線（逸郎はたぶんそんなこと言わない……）の自分が闘ってて忙しかったです。。（ここまで一息）
でも、やっぱりステージに立ったらすごいんだもんなあ。というか、BYAKUYAで踊る龍我くんを見て、この子はひょっとしてステージの上にしか居場所がないのかもしれない……とあらためて畏怖すら感じたのです。ほかの子たちは才覚があるしきっとステージ以外の場所でもいくらでも輝けるのかもしれないけど、この子はステージに立つためだけにこそ生まれてきたんだろうと、それこそおおげさな思い込みなんだろうけどそう思わせるものがあって、やっぱりこの子はなにかスペシャルな存在なんだなと、、おたくの思い入れきもいなと自覚してるけどまた強く心を揺さぶられてしまった。あーーークリエでソロとかやるんかな！ やるんかなあ！！ 絶対かっこいいだろうなあ。。基本異性のアイドルは邪な目で見ているあたしですが（おっと）藤ヶ谷さんと龍我くんだけはほんとにそういうのを超越した純粋な*4存在だなと思っています。謎。できるかぎり見つけるよ、なんてとてもじゃないけど言えないが（そもそも担当でもない）、でも時間の許すかぎり龍我くんのことを見ていたいとあらためて思いました。おわり。
あとサックーのリアデラに夢中になっていたらステージの上を完全に見逃していてちょっと凹みました。。でもひと多すぎてなにも見えなかったしサックーほぼゼロズレだったんだもん。。終
