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小沢健二『東京の街が奏でる』

これから行くかたには、ひふみよと同じですが歌詞はなるべく覚えていったほうがより楽しめるということと、あとオペラシティのコンサートホールなので座ったまま聴いたほうがいいのかそれとも……と戸惑うかたが多いと思いますが(自分は戸惑いました)、そこはちゃんとフォローが入るので大丈夫です。
というわけで以下ネタバレ!




まずはセットリスト。中盤がちょっと順番あやふやなんですが、初めと終わりは合ってるはずです。


ノローグ(音楽について)
東京の街が奏でる(新曲)
さよならなんて云えないよ
ドアをノックするのは誰だ?
いちょう並木のセレナーデ
今夜はブギーバック ※smooth rap、途中一瞬だけあの大きな心
ノローグ(文章の長さについて)
あらし
いちごが染まる
それはちょっと
ノローグ(信じることについて)
天使たちのシーン ※ひふみよ版
おやすみなさい、仔猫ちゃん!
back to back
ノローグ(大人について)
東京恋愛専科
ぼくらが旅に出る理由
春にして君を想う
ノローグ(インド映画と身体のグルーヴについて)
暗闇から手を伸ばせ
愛し愛されて生きるのさ
ラブリー
強い気持ち・強い愛
ある光
神秘的(新曲)
メンバー紹介
東京の街が奏でる


結構軽めに終わるのかなぁと思っていたら、18時半開演なのに終わったら22時近くてびっくりしました。何台ものメトロノームの音が長く続き、それが一台ずつ止められていったと思うと現れたのはボーズ。こうやって聞き比べると小沢くんの朗読がいかに上手いのかわかりますね……。『お立ちください』、『お座りください』、『女性が歌う』、『男性が歌う』のサインがそれぞれ用意されていて、それがステージの後ろのスクリーンに影絵で出るのですがとてもかわいい。スクリーンにはそれ以外にも曲やモノローグに合わせた影絵が映し出されていました。
ノローグはひふみよの時よりはううん?と思うことがあったかも……小沢くんの言葉はわかりやすいし強くて、読み方も上手いしダイレクトに心に入ってくるけど、だからこそ自分で考えて取捨選択できないと結局小沢くんが批判してるものと同じことになっちゃうんじゃないかなぁとか思ったり。インド映画とかそういう主張の絡まない話は素直に楽しめるんだけど……。でも演奏はとてもよくて、歌ってる途中で小沢くんが楽しくてたまらないとばかりにギターを弾きながら全身をバタバタさせていたのが本当に素晴らしかった。
ぼくらが旅に出る理由で手紙のやりとりの性別に合わせて『女性が歌う』、『男性が歌う』のサインが出たのはおもしろいし納得。おやすみなさい、仔猫ちゃん!のサビは「どこ行こう、どこ行こう今」になっていました。また愛し愛されて生きるのさではスクリーンにPVとかむかしの映像が流れて会場大興奮。あと、ところどころ「え、この曲やるの!?」みたいなところがあったんですが本当に最大の驚きはある光。ひふみよのときは本当に一瞬やって終わりで、大好きな曲ということもあり中途半端にやったことで逆にもやもやしたままずっと不完全燃焼だったのですが、今回フルサイズで(あのレッツゲロンボー!も含めて)聴けて本当に嬉しかったです……! どの曲も今回のために新しくアレンジされ直されていて、素晴らしかったです。あと星のストールもかわいかった。バンドのひとたちが頭にカチューシャみたいに巻いたり、首に巻いたり、はたまたネクタイにしたり……といろんなつけ方してるのもよかったし。