佐藤友哉「割と暗い絵」
もう、こんなん載せていいのかよ！ そしてこれはユヤタンの連載なのか、それとも毎回違うひとが書くのか、前者だったら大変だぞ……。
まったく小説ではありませんし、批評などではもちろんありません。近いものをあげるとしたらダメな高校生のどうしようもない感想文って感じです。ファウストvol.1の『佐藤友哉の人生・相談』の頃からなにも変わっていない！ それこそ同じメフィスト→ファウストの流れで言えば、西尾ならもっと狙いすまして奇を衒いつつも小綺麗にまとめてくるだろうし、舞城ならもっと真剣に読み込んだうえで自分の創作を書いてくるでしょう。佐藤友哉のこの適当なお茶を濁し感！ でもなんかユヤタンだからって憎めないで大目に見ちゃうところがあるんだよなーよくないよな……。
あ、でもたぶんそれは小説に対する愛情というか、自分が屍になってもいいから文学が続いてほしい、むしろ屍にしかなれないのはわかっているからそれでもなんとかできるうちに手を講じないと、みたいな、純粋に小説が好きなのが伝わってくるからかなあとは思った。書籍の未来とかそういうことに関してはほんといいこと言ってる。あと、個人的にはそれでもおもしろかったです。
青山七恵「わたしの彼氏」
毎回こうくるの！？って驚かされる。それこそ「溺れるナイフ」並みに……ほんと青山七恵なめてた。もっと柴崎友香系の作家だと思ってました。
