過去ログ

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文芸誌など

朝比奈あすか「クロスロード」(群像2月号)
うーん……ところどころで説明不足というか、あえてすべてを語らないというのはいいんだけどあまり効果的にいっていないというか。書き込み不足感? そしてなんというか純文学というよりも、児童文学の大人版という印象。決して悪い意味ではなく、求めている層が違うんじゃないかなあと思ったり思わなかったり……。
金原ひとみマザーズ」(新潮2月号)
1月号からの新連載。前号は3人の女性が断片的に出てきただけでしたが、今回はそのなかのひとり、ユカの話のみ。小説を書いているという描写があるあたり、この女性には作者が多分に投影されているのかな? あと、3人めに出てきたモデルの女性(名前を忘れた……)と会ったことがあるという描写もあったので、3人の話がこれからどう絡んで展開していくのかも楽しみ。そういえばユカと涼子は母親(マザー)であることがすでに示されていますが、彼女にはまだそういう描写はないですね。マザーズというからには彼女も母親になる、あるいはすでに母親であるのでしょうか……。